Monday, November 18, 2013

福島第一原発4号機の燃料取り出し開始:原発作業員からの現状報告




最近、気づいたら、フェイスブックを使う頻度と時間が増えて、ブログを書く機会がかなり減ってしまった。というのも、フェイスブックだと、テレビを見ているように、自分で情報を探さなくとも、フェイスブックのお友達が探した情報が次から次へと流れてくるので、自分から情報を探す機会がめっきりと減ってしまっている。そのせいで、感覚が受身的になってしまったようだ。あと、フェイスブックのゲームにはまってしまうとちょっと抜け出すのが大変だ。

今日は、これまでのストレスがたまったせいか、最近体調を崩されて、入院されていた石川 知裕議員に昨日、男の子の赤ちゃんが誕生したというご報告を写真付きでご本人がフェイスブックにされていた。母子ともに健康ということで、とてもおめでたいことだ。

下の記事もフェイスブックのお友達がウォールで広めていたもの。昨日から、恐怖の燃料取り出し作業が福島第一原発の4号機で始まったそうだが、少し前に福島の作業員によって書かれた現状報告のようだ。もうすでに読まれた方も多いと思われるが、一応、シェアしておきたい。これが本当に原発の作業員によってかどうかは、わかりかねるので、ご自分で判断していただきたい。


(転載開始)

松本和弘氏という方のフェイスブック記事が話題になっていますので、そのまますべてコピペして掲載させていただきます。このような情報自体は裏調査をしているニンゲンたちにとっては常識なのですが、こうやって書かれるととても分かりやすくためになると思います。

↓↓↓
福島原発の知り合い作業員から連絡がありましたので、内容を紹介します。

*  *  *
お疲れ様。
先日話をした内容をフェイスブックにあげたんだな。ありがとう。 知り合い経由でみたよ。
 
早速だが、今日は休みだから、現状報告するな。

 
正直いう。復旧は今の技術では無理。。
あまりにも人がいないし放射線レベルか高すぎる。
やりたくても、近づけないんだよ。

さらに、 最近の話だけど、どうも東電の動きがおかしくて、人がさらに減ってるんだわ。

 
作業員の数も夏に比べたら半分以下にへっている。

タンクも報道されていないと思うが結構あちこち漏れている。 2~3人で400以上あるタンクや配管を見る作業に追われているが1日じゃ終わらないよ。

それを毎日しろというんだぜ。どうも、ニュースでトピックスに上がった内容は対策するがそれ以外の対策はまるっきりだよ。

 
あと、ガイガーカウンターをもっていると、10シーベルト計器があちこちで軽く振り切れるんだよ。

それも50センチ程度離れてだから、完全に近づいたらもう完璧アウトだわ。

一応、棒を使いながら先端にセンサー取り付けたりしたりしたが、そんな状態。

最近思ったのは、4号の建物の中でなにかやっているんだけど、上手くいくかわからないって。

というのも、純粋に棒だけがあれば良いのだが、すごいがらくたが落ちてしまって、無数にあるみたい。
それを除去したりしながらだけど、どうも難しいみたいだな。
なにせ、真上からの作業では無くカメラを 用いての作業みたい。
それもまた、作業者も素人ではないが、あまりなれていない人にやらせるらしいぞ。というのも昔からいた 現場作業員がいなくなってノウハウがないんだってよ。

うちら作業員は具体的に知らされていないが、作業員同士の話をするとなんだか怖くなってる。

避難させるとかどうなのかは知らないがこの先全く見えないな。 昔仕事する前に工程表をテレビでやっていたが、あんなの嘘だよ。

だって、未だにあちこちにがらくたがあり、 水をかけたり吸ったりしているだけの作業でなにも具体的な作業していない。

たしかに建物が建っているが、 あんなの原子炉建屋のさらなる倒壊を防いでるに過ぎず、メルトスルーした部位についてはなにもだよ。

最近報道されていないが何でだろう。当時より汚染水の濃度も高いし結局はひどくなっているのに。

ちなみに、汚染水濃度はあれは毎日違うからな。もっと濃いときもある。だから、報道を鵜呑みにするなよ。

さらに3ヶ月ほど仕事しただけで、ベテラン領域になるほど人が変わっている。おかしくねーか? それだけたいした作業ができていないってことなんだと思う。 俺もいろんな仕事してきたが、これは本当にまずい。近づけない、作業できない、何もできない、東電から指示がない。

下請けばかりにかませて、あとは知らんぷり。本当に現場にいるとリアルにわかる。 福島の復興とか言っているが、こんな様子だと、50年はかかるんじゃねえか?

だって雨降ったりすると加熱による水蒸気が 上がるほどだから未だにふつふつと、高温部があるんだよ。 真上にあがるから、我々の放射線量はわからないが、北風や南風で流れていくんだろうな。って思いながら眺めるしかない。 そんな状況。

前回の作業からして何が変わったといっても、何も変わっちゃ居ないってことだな。 また連絡するわ。 言えることはかなりの高レベル放射線があることは確か。本当にガイガーカウンターが瞬時に振り切れるのはよく見ているが やっぱり怖―よ。 すごく。。
また、連絡するな。

おわり。

(転載終了)

作業員不足が大きな問題になっている。下の動画を見ても、作業員が少ないということがよくわかる。このまま収束作業を責任感のない東電に任せておいたら、そのうち、作業員なんてみんないなくなってしまうだろう。


Wednesday, November 6, 2013

全文和訳: 福島のタブー?政治家が日本の天皇陛下を原発論争に巻き込む by RT

ロシア・トゥデイ(RT)が、山本太郎氏が天皇陛下に手紙を渡したニュースをその翌日にタイムリーに報じていたので、訳してみたい。海外の報道は、ほとんどが山本氏の行動に対し、好意的である。

原文:
Fukushima taboo? Politician draws Japanese Emperor into nuclear controversy 
(Published time: October 31, 2013 16:07)

和訳:
福島のタブー?政治家が日本の天皇陛下を原発論争に巻き込む
2013年10月31日


2013年10月31日、東京の赤坂御苑で開かれていた 秋の園遊会で、美智子皇后(右)が見守る中、日本の山本太郎議員〔左から3番目)が、明仁天皇(前列中央)に手紙を手渡す。(ロイター・Kazuhiro Nogi)

福島の放射能が子供の健康に与える影響が収拾がつかなくなっている問題に対する懸念を書いた手紙を天皇に手渡した反原発派の国会議員が、タブーを破ったとして、日本で大きな非難を浴びている。

東京は、無所属の山本太郎参議院議員が、木曜日、赤坂御苑でのパーティで、明仁天皇に個人的に手紙を手渡した。

能弁な反原発活動家は、彼が東京の北に位置する福島原子力発電所での危機を「直接」、天皇に伝えたかったと述べた。 2011年3月に、日本の太平洋沿岸を襲った東日本大震災は、福島第一の原子炉を破損させる津波を引き起こした。それ以来、福島原発からの放射能漏れ続き、15万人以上の人々を避難させることになった。工場周辺の土地は、がんやその他の健康上の問題を引き起こす可能性が高い放射線のため、立ち入り禁止となっている。




写真: 2013年9月19日、福島県大隈町の津波によって破損した東京電力の福島第一原発への視察で、防護服とマスクを身につけた日本の首相、安倍晋三(赤いヘルメット)は、福島第一原発所長の小野明氏(右から4番目)より放射能汚染巣院について説明を受ける。(Reutes/Japan out)

「天皇陛下に子供達が放射能被曝していることついて知っていただきたかったのです。もし、これが続けば、深刻な健康への影響が出るでしょう。」と山本氏は語った。

天皇陛下は、手紙を受け取ったとき、頭を傾けたが、すぐに手紙を侍従長に渡され、天皇からのコメントは何もいただけなかったと山本氏はつけたした。

山本氏の積極策は、日本のメディアに抗議の嵐を呼び起こし、そのほとんどが、山本氏の行動は皇室のメンバーを政治利用するという"タブー"を破ったもので、不適切だったと言っている。

何人かの批判的なネチズンは、彼の行動を「本当に最低」と呼び、山本氏に国会議員を辞任するよう呼びかけた。

また記者会見で、菅義偉官房長官は、「このような機会での常識的な行動のための線引きはある」と不快感を示した。

日本では天皇が儀式での役割を果たす。戦後の日本国憲法第一条によると、天皇は"日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。"とされる。 日本の議会、 国会が、 立法権の最高機関であり続ける一方で、天皇は通常、国会を招集する。又、天皇は、市民に栄典を授与したり、外国大使の接受をする。



2013年10月31日に赤坂御苑で開催された秋の園遊会で招待客にむかって、美智子皇后や皇室のメンバーと歩く日本の明仁天皇(右から二人目)。(Reuters/Kazuhiro Nogi)

山本氏の懸念は、損傷を受けた福島第一原発を運営する東京電力の責任にあり、東電は、いまのところ除染や事故後の原発危機と奮闘している。

10月の初旬には、損傷した2号機のすぐ外で、複合セシウム134とセシウム137の測定値は、リットル当たり1,200ベクレルに跳ね上がり、2011年後半以降、放射線の最高レベルを記録した。

問題に取り組むための試みの中で、日本政府は、政府関連機関に原子炉の問題と廃止を手渡しながら、東京電力から被災地を除染する責任を取り除くことを検討している。 (リンク)

放射線上昇の懸念の中、国連の科学者は、太平洋を隔てて、放射能汚染の痕跡がお米の中に見つかったと述べた。

原子力専門家、アーノルド・ガンダーセン氏は、健康上の危機が大きく、年々、増加し続けているとRTに語った。
「次の30年間で、10万人から100万人の人々がこの事故が原因で癌になるだろう。その他、太平洋の魚を食べることによって、年に1千人が癌になるだろう。」




英語原文:

Fukushima taboo? Politician draws Japanese Emperor into nuclear controversy

An anti-nuclear lawmaker broke a taboo, drawing heavy criticism in Japan, by handing the Emperor a letter of concern over the issue of the growing Fukushima radiation and the impact on children’s health.

Taro Yamamoto, an independent lawmaker at the Tokyo prefecture in the House of Councilors, the upper house of the Japanese parliament, personally handed the letter to Emperor Akihito during a party at the Akasaka Palace’s imperial garden on Thursday.

The vocal anti-nuclear activist said that he wanted to inform the Emperor “directly” of the crisis at the Fukushima nuclear plant north of Tokyo. The Tohoku earthquake that hit off Japan’s Pacific coast in March 2011 triggered a tsunami that damaged nuclear reactors at the Fukushima Daiichi. Since then the plant has been leaking radioactivity leading to the evacuation of more than 150 000 people. The land surrounding the plant has been off-limits due to high radiation that can cause cancer and other health problems.

"I wanted him to know about the children who have been contaminated by radiation. If this goes on, there will be serious health impacts," said Yamamoto.

Emperor Akihito inclined his head as he took the letter in his hand but then handed it to a chamberlain, said Yamamoto adding that His Imperial Majesty made no comment.

The politician’s initiative set off a storm of protest in the Japanese media with many saying that his action was inappropriate breaking the “taboo” of involving a member of the Imperial Family in politics.

Some critical netizens called on Yamamoto to resign from parliament calling his action “really low."

Chief cabinet secretary, Yasuhide Suga, also expressed disapproval, telling a news conference, "There is a line for appropriate behavior at such an occasion".

The Emperor in Japan fills a ceremonial role. According to the first article of the postwar constitution, the emperor is “the symbol of the State and of the unity of the people, deriving his position from the will of the people with whom resides sovereign power." While the Japanese parliament - the Diet – remains the highest organ of state power, the emperor usually convenes it. His Majesty also bestows decorations on deserving citizens and receives foreign ambassadors.

The politician’s concern comes as the Tokyo Electric Power Company (TEPCO), the operator of the crippled Fukushima nuclear plant responsible for the decontamination, struggles to cope with the aftermath of the nuclear crisis.

At the beginning of October the combined Cesium-134 and Cesium-137 readings just outside the damaged No. 2 reactor jumped to 1,200 becquerels per liter, the highest levels of radiation recorded since late 2011.

In attempts to tackle the problem, the Japanese government is reportedly considering stripping the Fukushima nuclear operator of the responsibility to decontaminate the devastated station, while handing the issue and decommissioning of reactors from TEPCO to a government-affiliatedorganization. (link)


Amid rising concerns, UN scientists said that traces of radioactive contamination have been found in rice, and far out in the Pacific Ocean.

Nuclear power expert, Arnold Gundersen, told RT that the health risks are great and continue to increase every year.

“Somewhere between 100,000 to 1,000,000 [people] will over the next thirty years get cancer from this accident...1,000 additional cancers a year from eating fish from the Pacific.”