Monday, March 18, 2013

福島第一原発の停電で4号機の燃料プール冷却停止中

おとといの土曜日でやっと3週間の通訳の仕事が終わり、今日、月曜日からはウェブ・デザインのクラスに3週間ぶりに戻った。3週間の遅れは大きい。今週の金曜日には、もうみんながすでに受けたテストを受けなければならないので、今後、クラスが終わった後に居残って、クラスのみんなに追いつけるように必死で勉強しなければならない。

ブログを3週間お休みしたおかげで、一度も遅刻することなく、通訳の仕事で6時半までに職場に行くことができた。毎日ブログを楽しみにしていてくださったみなさまには、ご迷惑をおかけしてしまったが、これからは、できるだけ、今までどおり、毎日更新していきたいと思っている。




さて、原発事故から2年目を迎えたばかりの福島第一原発だが、東電の発表によると、昨日、18日午後6時57分ごろ、免震重要棟で電源が停止し、1、3、4号機の使用済み燃料プールと共用プールの冷却装置、放射性物質を含む汚染水の処理装置が停止した。原因は不明だという。

東電の発表(PDFファイル)によれば、一番危険とされている4号機の使用済み燃料プールの温度は18日の16時の時点で25℃となっているが、ブルームバーグの報道によれば、今日の午前10時の時点で30.5℃となっている。つまり、刻一刻と温度は上昇しており、今頃は40℃くらいになっている可能性は高い。

4号機の補強作業は進んでいるとは思うが、もし、代替の注水ポンプでプールを冷却することになった場合、4号機の使用済み燃料プールを支えている柱が崩壊しないようによほど静かに水を注水しなければ危険だと思う。

フェイスブックなどでは、現場付近に住む方々へ避難の準備を呼びかけている。小出裕章氏によれば、「使用済み燃料プールの冷却だけなら、危機的な状況になるまで数日の余裕 すぐに逃げなければならないという状況ではない。」とのこと。

参考記事:

東電:福島第一原発で停電、燃料プールの冷却停止

3月19日(ブルームバーグ):東京電力 は、福島第一原子力発電所で原因不明の停電が起きたと発表した。1、3、4号機の使用済み燃料プールと共用プールの冷却装置、放射性物質を含む汚染水の処理装置が停止した。

東電の発表によると、18日午後6時57分ごろ、免震重要棟で電源が瞬時停止した。原子炉注水設備は影響を受けておらず、原発周辺の放射線量を調べるモニタリングポストの値に変化はない。

東電の尾野昌之原子力・立地本部本部長代理は19日午前の記者会見で、「プールの温度は低い状態に保たれている。早期に電源を復旧することを最優先する」と述べた。

共用プールが午前10時時点で28.6度だったのに対し、4号機燃料プールの温度が30.5度と最も高く、尾野氏は「4号機を優先する」との方針を示した。
保安規定上の管理温度である65度に到達するまでには4号機が4.52日(108.7時間)と最も早いが、尾野氏は「今は電源復旧に必要な時間を確保できていると考えている」と語った。

尾野氏は万が一電源が復旧しない場合、代替の注水ポンプでプールを冷却する方針を示した。代替手段によるプールへの注水は必要があればすぐにできる状態といい、消防車のポンプによる代替注水を計画している。実際に代替注水を行うかどうかはプラント側の状況から判断する方針。

菅義偉官房長官は午前の会見で、福島第一原発の停電について、「原因究明をとにかく全力で取り組んでほしい。使用済み燃料プールの代替冷却装置についてはまだ復旧していないことも事実」と述べた。さらに「国民が一番心配しているのは4号機のプールが65度以上に上昇することだと思う。4日間の余裕があるということだ。とにかく全力で復旧してほしい」と付け加えた。

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