Sunday, December 2, 2012

『日本未来の党』が「卒原発」を強調した公約「未来への約束」を発表

昨日、日本未来の党の嘉田由紀子代表(滋賀県知事)が、記者会見し、衆院選(12月4日公示、同16日投開票)の公約「未来への約束」を発表した。

この公約で一番強調されているのが、卒原発であり、遅くとも10年以内に全原発の完全廃炉、完全卒業を決める工程表を盛り込んだ「卒原発カリキュラム」の骨子を発表した。10年以内に廃炉というのは、小沢氏や森氏らがドイツに視察に行ったときにドイツの原発関係者らから聞いたことを参考にしているのだろうが、福島原発事故当事国の日本は、事故が起こった時点で、即廃止にするべきだった。そして、個人的には、日本の全原発をいますぐ廃炉にするべきだと思う。

その他の政策は、国会で1度は決まった消費増税法を凍結し、子ども1人あたり年間31万2000円(月額2万6000円)の手当を支給するなど、政権交代したときの『民主党』とそっくり同じと批判を受けるが、前回は、小沢氏が検察や反小沢派らにはめられ、政治資金規正法違反で起訴されたため、党代表を辞任し、マニフェストを頓挫せざるをえなかった。だから、今度こそは、同じマニフェストを実行して、国民の信を勝ち取るつもりなのであろう。

それにしても、いつ見ても、嘉田由紀子代表は知性と教養にあふれ、品があり、物腰が低く、人当たりのいい人である。滋賀では知事として知られているだろうが、その他ではあまり知られていないので、とても新鮮だ。メディアも小沢氏だと何を言っても意図的に避けようとするが、嘉田氏の言うことは大きく扱っているようだ。自然と『日本未来の党』がメディアでも話題となり、多くの人に知られるようになる。小沢氏の戦略勝ち?


又、新党を作り、『日本未来の党』という新しい政党名にしたおかげで、グーグル検索件数が3800万件にのぼる異常人気を記録している。まだこの政党が誕生して数日しかたっていないのにもかかわらずだ。これがどれだけすごいことかというと、日本で50年以上も政権与党だった自民党のグーグル検索件数は、これよりも低い3600万件にすぎないのだ。

さらに、ニコニコ画像が11月28日に行ったインターネットでの政党支持率調査で、日本未来の党が、日本維新の会や自民党を上回り、いきなりトップに躍り出たとか。ただしこれは未確認情報なので、もし、確認された方がいたらぜひ教えて欲しい。

昨日、山本太郎氏が「今は1人」で出馬すると発表されたが、はっきり言って、なぜ今出馬するのかわからなかった。これまでにも脱原発を訴えて国民を救うために積極的に活動されてきた脱原発のアイコンである山本太郎氏が出馬すれば、脱原発支持者の投票を二分しかねない。まだ1人で政党としては認められていないから、いまのところ影響はそれほどないと思われるが、人数がどこまで増えるか未知数だ。どうせなら、『日本未来の党』から出馬していただきたかった。山本氏なら、党の方針を「10年以内」から「即原発廃止」に変えることができるに違いないから。

おまけ:

森ゆうこニコニコ生放送(インターネット)番組出演のお知らせ【拡散希望】
■本日12月3日(月) 16:00~16:30(若干延長の可能性有)
■未来の党のチャンネル生放送
日本未来の党が目指すものとは?森ゆうこ副代表に聞く
http://live.nicovideo.jp/watch/lv117496395
■聞き手ネオローグ・小嶋裕一


日本未来の党オフィシャルサイトより 『日本未来の党』の公約


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