Friday, November 16, 2012

野田の皆殺し解散で政界は大混乱

野田総理が自公との談合で11月16日解散を明言してから、政界はひっちゃかめっちゃか(死語?)状態だ。

まずは、民主党で離党ドミノがとまらない。この半月で11人に達していたが、衆院が解散された16日には、新たに初鹿明博(東京16区)、福田衣里子(長崎2区)、橋本勉(比例東海ブロック)の3名の離党者が出た。09年衆院選で308議席を獲得した民主党だが、3年余りで過半数を下回る232議席まで減らてしまった。初鹿氏と橋本氏がどの政党に移るかわからないが、福田氏は、『緑の党』への入党が決まっている。

初鹿議員が、離党届を提出するため幹事長室へいくと、その幹事長室の前には国土交通省のキャリア官僚との不倫で浮名を流した田中美絵子議員が待ち構え、涙ながらに離党しないように懇願したそうだ。初鹿議員の意志は固かったので、田中議員をふりきって離党届を無事提出。初鹿議員は、とても優秀な議員なので、ぜひ、『国民の生活が第一』で活躍していただきたい。

次の選挙で民主党のまま闘ったら、みんな負けると知っていながら、これまでに民主党から受けた恩恵などを考えて、いまだに抜け出せない議員が大勢いるのではないか。しかし、このままでは、麻生内閣のときの自民党と一緒で、沈没船と一緒に沈むだけだ。

さらに、『太陽の党』のボケ暴走老人が、一昨日、政策も支持者も全く違う『減税日本』との合流を記者会見まで行って発表したばかりだが、今日は、突然、その合流を白紙にし、今度は、『日本維新の会』と連携することになった。この茶番劇を見ていると、それぞれの小さな政党が小異ではなく大異まで犠牲にして、いかに生き残りをかけているかが伺える。

『太陽の党』と『減税日本』の記者会見:



それにしても、この記者会見でも石原の傲慢な態度が鼻についた。「減税日本との合流は、どういう経緯で浮上したのか」など、誰もが知りたいと思っているが、石原にとって都合の悪い質問に対しては、「くだらん質問するな!」と産経の記者を叱責したり、南京問題について質問した中国人記者を前に、中国人を「シナ人」と呼び、南京大虐殺を否定し、「南京の市民を一番殺したのは、蒋介石であり、シナ人がシナ人を殺したんだよ。」とぶっきらぼうに語ったときには、めまいがした。

このような歴史に無知な暴走老人が、元東京都知事であり、いまだに日本の政治に係わっているかと思うと、日本人として恥ずかしくてしかたがない。こうして考えると、両党の政策は全く逆だが、南京大虐殺を否定するという点で、石原と河村は一致している。

それにしても、『減税日本』結成当時は、あれだけ小沢氏に頼っていた河村が、なぜ記者会見で堂々と小沢嫌いを主張する石原と組むようになったのか謎だ。南京大虐殺を否定した頃から、おかしいと思っていたが、この会見を見て、河村には幻滅した。

この『太陽の党』と『減税日本』との合流のニュースを聞いて、『太陽の党』との合流は難しいと昨日難色を示したばかりの橋本知事だったが・・・・:



結局は、『太陽の党』が、『減税日本』との合流を白紙に戻して、解党した上で、『維新の会』に合流する運びとなった。あれだけの記者会見を開いて、『減税日本』との合流を発表しておきながら、橋本に言われると、いきなりそれを白紙に戻して、『維新の会』に合流するのを見ても、石原がいかにもうろくしているかがわかるだろう。

「日本維新の会」と「太陽の党」、きょう両党の合流を正式発表へ(12/11/17):



こんな雑魚党がどこと合流しようが一向にかまわないが、『国民の生活が第一』に優秀な議員がたくさん入党して、増税阻止、原発廃炉をめざし、官僚政治を打破する与党となることが一番大切だ。

ちなみに、『国民の生活が第一』は、千葉四区の野田の刺客に三宅雪子議員を送ったそうだ。野田を必ず落選させて欲しい。三宅雪子議員を応援しよう!

三宅雪子の「この人に訊く!」第3回:小沢一郎[2012年10月9日]




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