Tuesday, July 31, 2012

歴史的な国会大包囲を日本のメディアは過小評価


20万人が集まったというのに、相変わらず、国会前の反原発抗議行動についてはほとんど伝えない日本のメディア。日本の大手メディアは、政府のために存在するようなものだから、政府にとって都合の悪いことはなるべく書かないのだろう。

福島第一原発事故のおかげで、これまで国民が見過ごしていた日本の病的な社会の深層が見えてきて、ある意味、よかったと思う。もし、事故がなかったら、国民は原子力村マフィアに一生騙され続け、原発に反対することもなく、日本は全く変われなかったからだ。そして、いつかは、福島第一事故以上に最悪の事態になっていたかもしれない。

こうして、国民が立ち上がって抗議することにより、時間はかかるだろうが、日本もいつかはよい方向に変われると思う。



抗議行動がここまで大きくなると、さすがにメディアも無視できなくなったようで、集まった人の数も1万5千人と過小評価された警察の発表だけしか書かれていないが、7月29日の国会大包囲について短い記事で報じている。集まったのが20万人と伝える大手メディアはなく、NHKに至っては主催者の発表で数万人としていた。その場に行った人なら誰でも集まったのが1万人どころではないということはわかるだろう。大手メディアは、事を小さくしようと必死のようだ。

市民社会フォーラムのMLで岡林さんが、国会大包囲に関するニュースを集めてくださっていたので、そこから大手メディアによる報道をいくつか紹介したい。

大手メディア見出し:
■脱原発デモ、「人間の鎖」で国会包囲へ(AFP)
 脱原発デモ、国会を包囲(中日)
 日曜も国会周辺で反原発デモ ネットで呼びかけ(テレ朝)
 国会を取り囲む「脱原発」の灯 歩道沿い1.5キロ(朝日)
 「金より子どもの未来を」=脱原発デモ、国会包囲-ロウソクに灯ともし、訴え・東京 (時事)
  「脱原発」訴え キャンドル手に国会包囲(日経)
  国会議事堂前で脱原発など訴えるデモ(MBS)
  東京で大規模な原発抗議行動(NHK)
 脱原発デモ:「団塊世代」も感慨 国会包囲(毎日)
 キャンドルで「国会包囲」(スポーツ報知)
  国会議事堂前で脱原発など訴えるデモ(TBS)
  反原発訴え、国会議事堂を取り囲み抗議活動(日テレ)
 反原発デモ、国会議事堂を取り囲む…議員も合流(読売)
 脱原発デモ、国会を包囲 公務執行妨害で2人逮捕(産経)


以下、ニュースの内容まとめ:


脱原発デモ、「人間の鎖」で国会包囲へ(AFP)
http://www.afpbb.com/article/politics/2892153/9307707
2012年07月29日 19:24 発信地:東京/日本
関連写真1/8枚
都内で29日、「人間の鎖」による国会包囲を目指した脱原発デモが開催されている。野 田佳彦(Yoshihiko Noda)首相が6月に原発2基の再稼働を指示したことを受けて、脱原発のうねりが再び起きており、抗議行動が相次いでいる。写真はプラカードやメッセージが書かれたうちわを手に、スローガンを叫びながら行進するデモ参加者ら(2012年7月29日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI

脱原発デモ、国会を包囲(中日)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012072990221736.html
2012年7月29日 22時17分
東京電力福島第1原発事故を受けた抗議行動「脱原発 国会大包囲」が29日夜、東京・永田町で行われた。参加者はろうそくやペンライトを手に「原発反対」「子どもを守れ」などと訴えた。
首相官邸前での抗議を呼び掛けてきたネットワーク「首都圏反原発連合」の主催。参加者は、東電本店前やJR新橋駅周辺をデモ行進した後、移動。人波は国会議事堂を取り囲み、集会があった正門前は一時、歩道からあふれ道路を埋め尽くした。
家族5人で日比谷公園からのデモに加わった横浜市の団体職員高松良成さん(34)は「デモに参加したことがないので、興味があって来た。原発はそもそも危険なもの。東京で使う電気を他県で作っているのがおかしい」と話した。
集会では、ルポライターの鎌田慧さんが「大成功です。原発に賛成の議員は国会を去ってほしい」と声をからした。与野党の国会議員ら十数人がマイクを握り、「我々政治家にも責任がある」「再稼働の流れを止めたい」などと述べた。
これに先立ち、同日午後3時半から東京・霞が関の日比谷公園で行われた集会では、作家の落合恵子さんが「この猛暑でも電力は不足していない。原発をゼロにし、再稼働も輸出も止めましょう」と呼び掛けた。
 (中日新聞)

日曜も国会周辺で反原発デモ ネットで呼びかけ(テレ朝)
(07/29 17:00)
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220729013.html
毎週金曜日に総理官邸前で反原発を訴えているデモが29日も国会周辺で行われ、インターネットなどの呼びかけで集まった大勢の人たちが参加しました
参加者:「(デモは)インターネットで主にツイッターを通して知りました」「(Q .きょうはどこから来ましたか?)栃木から」「家で(反原発)の話をしているなかで 、娘が『参加したい』と以前から言っていたので」 東京・千代田区の日比谷公園に集まった参加者らは、午後4時からデモを開始し、東京電力の本社前など国会周辺の約1.5キロのコースを歩きながら、大飯原発の再稼働などに対する抗議の声を上げました。警視庁は、今回のデモに参加したのは約1万人とみていて、熱中症などに注意するよう参加者に呼びかけています。午後7時からは参加者がキャンドルを手に国会を取り囲む予定で、一部の国会議員らも参加するということです。
2012年7月29日19時55分


国会を取り囲む「脱原発」の灯 歩道沿い1.5キロ(朝日)
http://www.asahi.com/national/update/0729/TKY201207290270.html
脱原発の実現に向けて、国に圧力をかけようと「7・29脱原発 国会大包囲」と題した抗議行動が29日あり、多くの人がロウソクやペンライトを手に国会議事堂を取り囲んだ。関西電力の大飯原発の再稼働に反対して、首相官邸前で毎週、抗議を続けてきた市民グループの連携組織「首都圏反原発連合」が呼びかけた。
参加者は同日夕、日比谷公園で集会を開いた後、「さよなら原発」「ストップ再稼働」などと書かれたプラカードを手にデモ行進した。午後6時半、国会議事堂周辺の約1 .5キロの歩道沿いに並び、脱原発への思いを象徴するロウソクなどに明かりをともし た。


 「金より子どもの未来を」=脱原発デモ、国会包囲-ロウソクに灯ともし、訴え・東京(時事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012072900276
原発再稼働を進める政府や黙認する政治に抗議するため、「7.29脱原発 国会大包囲」と名付けられたデモが29日、東京都内で行われ、多数の市民が参加した。「今のお金より子どもが希望を持てる未来を」。参加者らは同日夜、国会議事堂を包囲し、ロウソクに灯をともしながら脱原発を訴えた。警察当局によると、参加者は1万数千人に上るとみられる。
29日昼すぎの千代田区の日比谷公園。集合場所には既に、若者や親子、高齢者ら幅広い年齢層が集まっていた。30度を超える気温の中、帽子をかぶったり日傘をさしたりする人の姿も目立った。
午後4時すぎから始まったデモの人波は東京電力本社前や経済産業省前を通り、国会議事堂に。灯をともしたろうそくやペンライトを掲げ、「原発要らない」「再稼働反対」と繰り返し叫んだ。
長男(4)を連れて来た世田谷区の会社員、林秀樹さん(45)は原発再稼働を「やり方、手順がでたらめ」と批判。「原発廃止によって電気料金が値上がりしても、構わない。事故を起こすよりは安いでしょ」と指摘した。
 「野田(佳彦)首相は許せない」と怒りをあらわにするのは千葉県流山市の無職、藤井和代さん(61)。脱原発デモに初参加という。首相の選挙区の同県船橋市に住んでいたことがあり、「以前、野田さんと握手してしまったが、あんな人だとは思わなかった」と再稼働を決めた首相を酷評した。(2012/07/29-21:52)


「脱原発」訴え キャンドル手に国会包囲(日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2900X_Z20C12A7CC1000/
2012/7/29 20:54
国会周辺で行われた脱原発デモに参加する人たち(29日午後、東京都千代田区)
脱原発を訴えるため、短文投稿サイトのツイッターやフェイスブックなどを通じた呼び掛けで集まった参加者が29日夜、キャンドルを手に国会議事堂を取り囲む抗議を行った。
警視庁の調べでは、参加者は1万数千人。毎週金曜夕の首相官邸前での抗議行動を呼び掛けている首都圏反原発連合が主催した。
猛暑の中、午後3時半から東京・日比谷公園で集会を開催。作家の落合恵子さんらが「キャンドルの炎は消えるが、私たちの怒りを消すことはできない」と声を張り上げると、大きな拍手が湧き起こった。
参加者は「再稼働反対」とシュプレヒコールしながら、東京電力本店周辺などをデモ 行進。午後7時ごろから、政府に対して抗議の意思を示すためキャンドルやペンライトを持って官邸前や国会周囲の歩道に並んだ。
警視庁は、機動隊員ら数百人を動員し警備に当たった。〔共同〕

国会議事堂前で脱原発など訴えるデモ(MBS)
http://www.mbs.jp/news/jnn_5093363_zen.shtml
29日午後4時に日比谷公園で始まった脱原発などを訴えるデモ。最後は、国会議事堂前で行われました。参加者は、キャンドルを手にして国会を「人間の鎖」で取り囲む予定でしたが、警備上の都合で一部できない場所があり、国会の正門前に大勢の人が押し寄せました。途中、警察のバリケードが破られ、参加者が車道に流れ込んだため、一時、現場は騒然としました。(29日20:39)

東京で大規模な原発抗議行動(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120729/k10013946401000.html
7月29日 21時16分
関西電力大飯原子力発電所の3号機と4号機がフル稼働となり、原発の運転再開が続くなかで、29日、東京で、原発に反対する大規模な抗議活動が行われ、大飯原発の運転再開の撤回や脱原発を訴えました。
この抗議活動は、毎週金曜日に総理大臣官邸前で原発に反対する活動を続けている「都圏反原発連合」が行ったものです。会場の日比谷公園には、ツイッターやインターネットの呼びかけで子ども連れの主婦やお年寄りなど幅広い年齢層の人たちが集まり、プラカードや横断幕を掲げて大飯原発の運転再開の撤回を訴えました。
このあと、参加者達は東京電力や経済産業省に向かってデモ行進し、楽器を打ち鳴らしたり、プラカードを掲げたりしながら「原発はいらない」などと声を上げていました。
参加した55歳の女性は「一人一人が声を挙げるのが大切だと思い参加しましたが、こんなに大きな動きになるとは思っていませんでした。国はわたしたちの声をしっかりと受け止めてほしい」と話していました。
参加者達は午後7時頃から運転再開への抗議の意思を示すため、キャンドルに灯をともして国会議事堂を囲みましたが、その際、一部の参加者が国会の正門前の車道に入り込んで制止する警察ともみ合いになるなどの混乱も見られました。
29日の抗議活動に参加した人の正確な数は分かっていませんが、主催者側では数万人としているほか、警視庁では1万人余りとしています。
東京では、今月16日にも原発に反対する過去最大規模の集会が開かれ、幅広い年齢層の人が原発に反対するデモ行進や集会に参加する動きが広がっています。

脱原発デモ:「団塊世代」も感慨 国会包囲(毎日)
http://mainichi.jp/select/news/20120730k0000m040093000c.html
毎日新聞 2012年07月29日 22時14分
炎天下の東京都内で29日に行われた「脱原発」の抗議行動。子供からお年寄りまで幅広い年齢層の参加者がデモ行進の後、国会議事堂(東京都千代田区)を取り囲み、「原発はいらない」などと大きな声を上げた。中には半世紀前の学生運動に加わった「団塊の世代」の姿もあり、世の中を変えたい一心で多くが結集する様子に「今の日本も捨てたもんじゃない」と感慨深そうに語った。
西東京市の無職、高橋良彰さん(74)は、市民団体の仲間約20人とデモ行進から参加した。東京外大2年だった頃、全学連の呼びかけで60年安保闘争に参加した経験がある。この日のデモでは「家族連れや若い人たちが多くて驚いた」。組織型の運動との違いを感じたといい、「子育て世代には、原発問題が自分たちの明日の生活、命につながる問題というせっぱ詰まった思いが強いのでしょう」と話した。


国会議事堂を囲んでいた東京都国立市の団体職員、古川美栄さん(61)も高校時代に学生運動に加わった一人。40年ぶりに参加したデモに「あの頃は若いなりに『世の中を変えたい』と思って運動していた。このデモには老若男女、多様な人たちが自由に何の制約もなく参加している」と声を弾ませた。


この日も全国74の観測地点で35度以上の猛暑日となり、練馬区でも35・3度を記録。参加者は額などに大粒の汗を浮かべながらの行動となった。


主催者の一人でイラストレーターのミサオ・レッドウルフさん(ペンネーム)は「『生ぬるい』などのやじを浴びることもあるけれど、大事なのは数で圧力をかけること。これからも普通の人が参加できる雰囲気作りに努め、ぶれずに、シンプルに声を上げ続けたい」と話している。【町田結子、大沢瑞季】

キャンドルで「国会包囲」(スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20120729-OHT1T00262.htm
脱原発を訴えるため、参加者がキャンドルを手に国会議事堂を取り囲む集会が29日、東京・日比谷公園であり、参加者約1万人が東京電力本店周辺をデモ行進した。
毎週金曜夕の首相官邸前での抗議行動を呼び掛けている首都圏反原発連合が主催。フェイスブックやツイッターなどを通じて知り、集まった参加者が多い。
猛暑の中、日比谷公園で開かれた集会では、作家の落合恵子さんらが「キャンドルの炎は消えるが、私たちの怒りを消すことはできない」と声を張り上げると、参加者から拍手が湧き起こった。
午後6時ごろには国会議事堂正門前で有志の議員も合流、午後7時ごろから国会周囲の歩道に参加者がキャンドルを持って並び、原発再稼働反対などを訴える。
(2012年7月29日19時07分  スポーツ報知)

国会議事堂前で脱原発など訴えるデモ(TBS)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5093363.html
29日午後4時に日比谷公園で始まった脱原発などを訴えるデモ。最後は、国会議事堂前で行われました。
参加者は、キャンドルを手にして国会を「人間の鎖」で取り囲む予定でしたが、警備上の都合で一部できない場所があり、国会の正門前に大勢の人が押し寄せました。途中、警察のバリケードが破られ、参加者が車道に流れ込んだため、一時、現場は騒然としました。(29日20:39)

反原発訴え、国会議事堂を取り囲み抗議活動(日テレ)
http://news24.jp/nnn/news89040798.html
(東京都)
原発に反対する人たちが29日午後7時頃から、東京・千代田区の国会議事堂を取り囲み、大規模な抗議活動を行っている。 この活動は、簡易投稿サイト「ツイッター」の呼びかけなどで集まった市民が、脱原発を訴えて抗議活動を行っているもので、警備関係者によると、29日午後5時現在、約1万人が参加しているという。  29日午後3時半から千代田区の日比谷公園で集会が始まり、「東京電力」本店の周辺約1.5キロにわたってデモ行進を行った。その後、参加者の列は国会議事堂に移動し、29日午後7時頃から国会議事堂を取り囲んでいる。  主催者側は、原発の稼働がゼロになるまで抗議活動を続けていきたいとしている。
[ 7/29 20:01 NEWS24]

反原発デモ、国会議事堂を取り囲む…議員も合流(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120729-OYT1T00738.htm
脱原発を訴える市民グループの呼びかけに集まった人たちが29日、東京都千代田区の国会議事堂を取り囲み、原発を再稼働させた政府や政治への抗議活動を行った。
今年3月から毎週金曜日を中心に首相官邸前で抗議活動をしている「首都圏反原発連合」が主催。この日は、近くの公園で集会を行い、デモ行進した後、国会議事堂を取り囲んだ。
参加者は暗くなり始めた午後7時頃からキャンドルやペンライトを手に、「再稼働反対」などと連呼。この日は、自民党の河野太郎衆院議員ら各党の国会議員も合流した。
警視庁によると、この日のデモ行進参加者は約1万2000人に上った。
 (2012年7月29日21時21分  読売新聞)

脱原発デモ、国会を包囲 公務執行妨害で2人逮捕(産経)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120729/trd12072922310008-n1.htm
2012.7.29 22:30
脱原発を訴える抗議集会が29日、東京都千代田区の日比谷公園で行われ、1万5千人超とみられる参加者が集まった。霞が関などをデモ行進した後、休日の国会議事堂を取り囲み、キャンドルを手に「原発なくせ」と抗議。国会周辺は一時騒然とした雰囲気に包まれた。
毎週金曜日に抗議活動をしている団体の呼びかけで実施。インターネットの簡易投稿サイト「ツイッター」などで多くの一般参加者が集まる一方で、労働組合など組織的なPRも目立った。また、周辺には過激派の姿もあった。参加者のうち2人は、警備していた機動隊員に暴行したとして、公務執行妨害の現行犯で警視庁に逮捕された。

最後に、とてもきれいな画像の歴史的な国会前抗議集会のパノラマ写真をどうぞ。

Sunday, July 29, 2012

7.29脱原発国会大包囲に20万人(主催者発表)

昨日行われた国会大包囲への参加人数は主催者発表によると20万人だが、警視庁関係者は1万2500人程度としている。毎週金曜日の夕方に「脱原発」を訴える抗議行動が始まって4か月になるが、「脱原発」を訴える声は、老若男女を問わず、日増しに高まっているようだ。




 さんが 2012/07/29 に公開
原発再稼働を進める政府に対して、29日、脱原発を訴える人々が集まり、デモ行進やキャンドルを持ち国会を包囲する抗議行動が行なわれた。議事堂前の車道は、人々が流れ込­み、一時、解放区となった。
主催は、複数の市民グループ有志でつくられている「首都圏反原発連合」。金曜日の夜に、首相官邸前で抗議行動を呼びかけ、参加者は増え続けていた。 午後7時40分、抗議活動は、国会周辺の歩道に沿って行なれていたものの、歩道は人でいっぱいとなり、議事堂前の車道に人があふれはじめ、人で埋め尽くした。人々は国会に­向かって「再稼働反対」と訴えた。また、広瀬隆さんの呼びかけによって、ヘリが出され空撮の映像をOurPlanetTV、IWJが配信した。
【OurPlanetTV番組制作支援のお願い】この番組は会員のみなさまからの会費や、視聴者のみなさまからの寄付・カンパを基金に制作しています。より多様な視点から情報発信ができるよう、ぜひ制作費のご支援をお願­­­­­­­­­­­­­­­いいたします。詳しくはこちらをご覧下さい。http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/92
制作:OurPlanetTVhttp://www.ourplanet-tv.org

下記のひとくちコメントは、今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する『レスポンス』というサイトで見つけたものだが、国会大包囲の抗議行動についてよくまとまっているので、転載させていただきたい。

【新聞ウォッチ】国会を大包囲する20万人の「脱原発」抗議デモ2012年7月30日(月) 09時37分より
ひとくちコメント
連日の猛暑となったこの週末はクーラーのあるお茶の間でロンドン五輪を観戦する人も多かったようだが、東京・永田町周辺では「7・29脱原発 国会大包囲」と題した「脱原発」を訴える抗議行動があり、デモ行進のほか、ろうそくやペンライトなどを手に国会議事堂を取り囲んだという。
参加人数は主催者発表で20万人。警視庁関係者は1万2500人程度としているが、毎週金曜日の夕方に「脱原発」を訴える抗議行動が始まって4か月。老若男女を問わず参加者も多様でデモ行進の輪は日増しに拡大してきているようだ。
きょうの朝日と東京が1面トップで大きく報じているが、原発推進の論調が目立つ読売や産経、日経は社会面での小さな記事の扱いだった。
また、朝日はきょうの社説のテーマに「国会を包囲する人々」と取り上げている。「1960年の安保闘争から半世紀。これほどの大群衆が、政治に『ノー』をつきつけたことはなかった」として「民主主義を鍛え直そう」と訴えている。
こうした中、毎日と日経が最近の世論調査の結果を発表。それによると、野田内閣の支持率は毎日が23%、日経が28%といずれも低下。原発の再稼働については、毎日によると「必要だ」が49%、「必要ない」が45%。日経では「再稼働すべきだ」が19%、「停止すべきだ」が27%、「再稼働は最低限にとどめるべきだ」が49%となっている。




Friday, July 27, 2012

野田倒閣まで終わらない原発抗議集会

これまで16回の抗議行動を主催してきた「首都圏反原発連合」は、明日、7月29日(日曜日)に日比谷公園で脱原発国会大包囲を実施する。

阿修羅に掲載された『日刊ゲンダイ』の記事によると、毎週金曜日に行われている官邸前のデモには、開催される度にその規模が増しているようで、福島の親たちや全国の有志が続々合流しているという。野田政権が続く限り、5万、10万、50万、100万と永遠に増え続けるだろう。

国民の怒りは本物だ。この調子だと、どうせ一過性の怒りと国民をなめているドジョウ政権が終わりを迎えるのは、思った以上に早そうだ。




野田倒閣まで終わらない 官邸前デモの壮絶 (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/576.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 27 日 22:18:44: igsppGRN/E9PQ
野田倒閣まで終わらない 官邸前デモの壮絶
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6472.html
2012/7/27 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ

福島の親たちが、全国の有志が…続々合流
◆膨らみ続ける「怒号」「地鳴り」
また“金曜日”が来た。野田首相は、官邸前デモに「大きな音だね」と他人事で完全にナメているが、デモの勢いは止まらない。抗議の内容も反原発にとどまらず、さらに広がりを見せている。野田政権が国民にトドメを刺される日は近い。

毎週金曜日の官邸前デモは衰えを知らない。先週20日も9万人(主催者発表)が集まった。主催している首都圏反原発連合は、日曜日に「7・29脱原発国会大包囲」を開催する。そのため、きょう(27日)のデモの呼びかけは行っていないが、国民の声が途絶えることはない。新たに抗議活動に参戦するグループも次々に出てきている。そのひとつが、「ふくしま集団疎開裁判の会」だ。主任弁護士の柳原敏夫氏は、想像以上の反響の大きさに手ごたえを感じているという。

「福島の子どもたちには健康被害の兆候が出ています。その実態を多くの人に知ってもらいたいとデモへの合流を決めました。今週月曜に告知し、2日間で3300のアクセスがありました。普段は1日150件くらいなので、関心は高いと思います。メールでも参加表明の問い合わせをたくさんいただいている状況です」

◆原子力ムラ人事にも「ノー」
原子力規制委員会の国会同意人事に反対する有志は、「『原子力規制委員会』人事に異議あり!『原子力ムラ』から選ぶな!」の官邸前アクションを行う。
「原子力ムラ」出身の田中俊一氏を初代委員長に起用することにノーと訴える人々だ。
抗議活動の勢いは加速するばかり。首相退陣まで止まらない。野田は民衆に倒されるのだ。

法大教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。
「野田首相は国民と約束した選挙公約をことごとく反故にしている。間接民主主義の原則をないがしろにしているのです。それで、国民は直接、官邸に声を上げなくてはならなくなった。それでも野田首相は聞く耳を持たず知らん顔です。政策に生かそうという意思も能力もありません。こうなるとデモはいつまでも続くでしょう」

参加者だって、50万人、100万人と増えていく。「どうせ一過性の怒り」とナメているドジョウはこれで終わりだ。

Facebookのウォールより

国民の怒りが増大するにつれて、原子力村も猛威をふるっている。今度は、小出裕章氏が毎日のように原発事故の真相を伝えるために出演してくださっていた『たねまきジャーナル』が存続の危機にさらされている。『ざまあみやがれい!』によれば、あと1週間で打ち切りが決定になることが濃厚だそうだ。原子力村としては、『たねまきジャーナル』を打ち切って、原発事故の状況を煙に巻こうという寸法なのだろうが、そんな暴挙を許してはならない。

『たねまきジャーナル』を存続させたい人は、毎日放送の『ちゃやまち広報室』に電話して直接訴えよう。


42



『日本一新の会』オホーツク勉強会のお知らせ

『日本一新の会』 メルマガより、オホーツク勉強会のお知らせです。

急なご案内で恐縮ですが、日本一新の会オホーツクの勉強会を下記の要領で開催する事になりました。

1、日 時:平成24年7月31日(火)17:00~
2、会 場:喫茶風来山人       北海道北見市桂町1丁目206-38(夕陽ヶ丘通り沿い)            電話0157ー61ー3938
3、参加費:実費(喫茶店での夕食代7~800円程度)
4、内 容  小島会長の森ゆうこさん『検察の罠』出版記念パーティー参加報告  「かくして『国民の生活が第一』という政党が生まれた!」を基に   した懇談
ご参加いただける方は、shosuke@rose.ocn.ne.jp 担当谷村宛に、メールを頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

Thursday, July 26, 2012

民主党の新スローガンに冷ややかな声

民主党がキャッチフレーズを募集していることは、以前もこのブログで取り上げたが、何を血迷ったのか、執行部が「キャッチフレーズ検討チーム」を設置して、「新たな党としての活動の出発を期す」と熱を入れているそうだ。


消費税増税、原発再稼動など、国民の嫌がることばかり実行してきた民主党だけに、大手メディアでもネットでは民主党を揶揄するキャッチフレーズばかり目立つと批判されている。その例として、先日のエントリーで紹介した「国民の生活が台無し」が真っ先に挙げられていたのには、笑った。


今のところ、「決められる政治」のほか、「未来への責任」「逃げない政治」といった野田総理大臣の姿勢を全面に出したものから、「もう一回やり直そう!」「花も嵐も踏み越えて」といった自虐的なものも挙がってきているそうだが、どれも、幼稚園児でももうちょっとましなキャッチフレーズが考えられるのではないかというものばかりだ。


いまだにろくなキャッチフレーズがないところをみると、小沢派に愛想をつかされた民主党に残っている人々がいかに思考停止中ばかりの人たちかということがよくわかる。


「決められる政治」?どうしてキャッチフレーズに受動態か可能かわからないような言葉が使われるの?「決める政治」ならまだわかるが、「決められる政治」となると、「なんでも米国によって決められる政治」という意味にも取れるし、「米国が好き勝手に決めることができる政治」という意味にも取れる。菅内閣のときのキャッチフレーズ、「最小不幸社会の実現」と同じくらいにセンスが悪い。


「未来への責任」?原発を再稼動して、放射能に敏感な子供達や女性を傷つけ、「未来への責任」とは皮肉以外の何ものでもないだろう。メタボ・ドジョウが何かの折には、「私の責任」といいつつ、具体的にどうやって責任をとるつもりなのか全くわからないような無意味なフレーズだ。

全く政治ポリシーやヴィジョンがない無意味な政党が税金を使ってくだらない「キャッチフレーズ検討チーム」を設置することからして、間違っている。民主党がどんなキャッチフレーズを作ろうが、現実からかけ離れていたり、ジョークとしか思えないようなものだったら、国民の反感はさらに強まるだろう。どんな「キャッチフレーズ」を作ろうが、国民の民主党離れは止められない。今、民主党に残された使命は、とっとと総選挙して、下野することだ。




 さんが 2012/07/26 に公開

民主党は、「国民の生活が第一」に代わるキャッチフレーズを党内で募集しています。しかし、ネットでは、「国民の生活が台無し」や「国民の生活が2番じゃいけないんですか­」など揶揄(やゆ)するものばかりが次々と書き込まれています。民主党は、こんな揶揄を吹き飛ばそうと「決められる政治」などの新しいキャッチフレーズを検討しています。

[テレ朝news] http://www.tv-asahi.co.jp/ann/

Wednesday, July 25, 2012

震災がれき広域処理緊急院内学習会と記者会見


現在中継中:



Live stream by Ustream

 【IWJ・UST】 7月26日12:30~Ch6にて「政府・環境省の大嘘を暴く 緊急!院内学習会と記者会見」を中継します。 詳細http://t.co/2YZAQj9E Ch6→( #iwakamiyasumi6 live at http://t.co/lpHayInG )

Tuesday, July 24, 2012

家の中も想像以上に放射能汚染されていることに驚愕

ホットスポットではない「さいたま市」に住んでいる読者の方が、掃除機のフィルターを検査機関に持っていき、その結果がわかったという情報をくださったので、ここに転載させていただきたい。驚くべきことに、セシウムの数値は、チェルノブイリの第2区分(特別放射線管理区域 義務的移住区域、農地利用禁止)に限りなく近いことがわかった。以下、読者の方のメールを転載させていただきたい。

検査結果を添付します。K-40は自然界に存在するものだそうです。 昨年3月11日の原発爆発以来、掃除機(スウェーデン製、オキシジェンという、ヘパフィルター使用ミクロのハウスダストを排気しないクリーン排気システム)のゴミを、捨てずに保管していました。 
なぜなら、ストロンチュウム、プルトニュウムの検査をしてくれる機関を探していました。 しかし、見つからず、結局本日7月24日、爆発以来1年4ヶ月超で、セシウムだけの検査を検査機関でしていただきました。
その結果が、驚くべき数値で 6550ベクレル/㎏≒42万5750ベクレル/㎡ です。 これをチェルノブイリに当てはめますと、第2区分と第3区分の間です。 参考:チェルノブイリの第1~第4区分の値です。
第1区分: 居住禁止区域 直ちに強制避難、立ち入り禁止 148万ベクレル/㎡以上  
第2区分: 特別放射線管理区域 義務的移住区域、農地利用禁止 55万5千ベクレル/㎡以上  
第3区分: 高汚染区域 移住の権利が認められる  18万5千ベクレル/㎡以上  
第4区分: 汚染区域 不必要な被ばくを防止するために設けられる区域 3万7千ベクレル/㎡以上  
検査に至った経緯:
昨年6月初め、庭の土壌検査をしたところ、562ベクレル/㎏≒36530ベクレル/㎡と第4区分に近かったため、家の中にはどのくらい入ったか知りたく、掃除機ゴミを保管していました。
掃除機の中のセシウム134は、半減期が2年なので、1年前に測定していれば7000ベクレル/㎏を超えていたと思います。
私の家は、福島第一原発から200キロ距離ですがこれが現実です。 おそらくストロンチュウムやプルトニュウムもあるのではと思います。
近所の公園では、子供たちが砂場で裸足で戯れ、フィールドでは土埃を上げながら、ちびっ子サッカーをしています。これから未来のことを考えると気が滅入ります。 それでも再稼動をしていく人々は、同じ人間かと疑います。 一人でも多くの人に原発反対の声を上げて欲しいと思います。

想像以上に関東一円にある家の中が放射能汚染されているのに驚愕した。家の中がこれだけ汚染されているということは、外はもっとひどいのだろう。この情報をなるべく多くの方に拡散していただいて、放射能汚染に対してもっと警戒が必要であるということを伝えていただけたらと思う。

下に調査機関からの結果を転載させていただく。



さいたまラボでは、2000円ほどで、掃除機のゴミに含まれた放射能を調査してくれるそうだ。気になる方は、ぜひ調査してみては。

さいたまラボ:
http://saitamalabo.web.fc2.com/

お休み 木曜・土曜・祝祭日(不定期)

〒330-0063  埼玉県さいたま市浦和区高砂4-3-19 ワンズ・ステージ高砂1階
TEL&FAX : 048-762-6301

測定料金:
http://saitamalabo.web.fc2.com/ryoukin.html

測定料金は3種類あります。

「一般測定料金」
1検体  1,500円
2検体  2,500円(検体同時持込)

測定料金は税込みです。
複数検体の場合はご予約の際その旨お伝えください。
定期的に複数検体を測定される小売さん、飲食店さんは別途ご相談ください。

「郵送受付測定料金」
1検体  2,000円
2検体  3,500円(検体同時受付)
空間線量計にて超高濃度の汚染が予想される時は、測定せずに返送させていただくことがあります。
検体の到着、ご指定口座への入金が確認されましたら、測定後に測定結果をお送りします。
土壌につきましては、着払いにて返送させていただきます。
測定料金は税込みです。
複数検体の場合はご予約の際その旨お伝えください。






Monday, July 23, 2012

線量計に鉛カヴァー発覚で原発事故を厚生労働省が調査by Reuters

21日付で、ハフィントン・ポスト(Huffington Post)が、東京電力が発注した福島第一原発の復旧工事で、福島県の中堅建設会社である下請け会社「ビルドアップ」の役員(54歳)が被ばく線量を偽装するため、昨年12月、厚さ数ミリの鉛の板で放射線の線量計を覆うよう作業員に指示していたことが発覚したことを受けて、厚生労働省が調査を始めたというロイターのニュースを伝えている。


ロイターによれば、朝日新聞が土曜日に、「ビルドアップ」の役員が、作業員に、福島第一原発内の線量の高い場所で作業するとき、線量計を鉛のカヴァーで覆うように指示したというニュースを報道したことをレポートしている。


その朝日の記事というのは、下記の記事だろう。



線量計に鉛板、東電下請けが指示 原発作業で被曝偽装


http://www.asahi.com/special/energy/TKY201207200768.html

朝日新聞は、福島県の中堅建設会社である下請け会社「ビルドアップ」の役員(54)が偽装工作したことを示す録音記録を入手した。昨年12月2日夜、作業員の宿舎だった福島県いわき市の旅館で、役員とのやりとりを作業員が携帯電話で録音していた。
 
役員はその前日、作業チーム約10人に対し、胸ポケットに入るほどの大きさの線量計「APD」を鉛カバーで覆うよう指示した。だが3人が拒んだため、2日夜に会社側3人と話し合いがもたれた。役員は録音内容を否定するが、この場にいた複数の作業員が事実関係を認めている。
     ◇
役員が口火を切った。
「年間50ミリシーベルトまでいいというのは、原発(で仕事を)やっている人はみんな知っている。いっぱい線量浴びちゃうと、年間なんてもたない。3カ月、4カ月でなくなる。自分で自分の線量守んないと1年間原発で生活していけない。原発の仕事ができなかったらどっかで働くというわけにはいかねえ」
作業員の被曝限度は「年間50ミリシーベルト」などと法令で定められている。被曝限度を超えれば、原発では当面働けない。
役員は続けた。

そして、ロイターは、NHKが9人の作業員が、鉛カヴァーつきの線量計を1度だけ使ったと「ビルド・アップ」の代表取締役社長が認めたことを伝えている。しかしながら、NHKのそのニュースはすでに削除されてしまったのか見当たらず、変わりに、鉛カヴァーつきの線量計を使用したのは、5人の作業員のみで、「被ばく線量偽装 影響小さいか」などという偽装を過小評価しようという意図が明白な記事が報道されている。


被ばく線量偽装 影響小さいか
NHK 7月23日 14時3分

7月23日 14時3分被ばく線量偽装 影響小さいか
東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束作業で、工事を請け負った会社の役員が作業員に対して、線量計に放射線を通しにくい鉛のカバーをして、被ばく線量を少なく装うよう指示した問題で、工事を発注した会社が聞き取り調査を行った結果、作業員ら5人がカバーを使ったものの、偽装の影響は小さいとみられることが分かりました。

福島第一原発の工事を請け負っていた、福島県や青森県に事務所がある設備メンテナンス会社「ビルドアップ」の50代の役員は、去年12月、作業員に対して、身につける線量計に、放射線を通しにくい鉛のカバーをして、被ばく線量を少なく装うよう指示していました。
工事を発注した「東京エネシス」が、作業員らに聞き取り調査を行った結果、役員を含む5人が、1度だけ鉛のカバーを使ったことを認めたということです。
また、鉛のカバーをした線量計の値と、予定していた被ばく線量や、同じ作業をした別の作業員の線量計の値と比べたところ、大きな差がなかったということです。
このため東京エネシスは、「不適切な行為は継続して行われておらず、偽装の影響は小さいと考えられる」としています。
厚生労働省は、労働安全衛生法に違反する疑いがあるとして、作業員の被ばく線量のデータを保管している原発の敷地内にある事務所に立ち入り調査を行うなどして、詳しいいきさつを調べています。

私が思うには、この鉛カヴァー付きの線量計を使った作業員は、5人や9人どころではなく、何十人も何百人もいたと思う。恐らく、生存しているのが、5人や9人ということではないのだろうか。作業員の被曝量は年間50ミリシーベルトと決められているが、それを超えても大丈夫なように、偽装したのであり、放射線を大量に浴びたら死に至ることは誰もが承知していることなので、この偽装は、殺人と呼んでもおかしくないほど恐ろしいことだ。

厚生労働省が調査に乗り出したといっても、恐らく、共犯なので、事件をカヴァー・アップするだけで、NHKの報道に見られるように、この犯罪の重大さを過小評価し、何事も無かったかのように扱われて終わるのが関の山だろう。国家をあげて殺人を擁護するとは、恐ろしいことだ。